靴磨きBrogue(ブログ)

靴磨きとか革靴についてのお話

靴磨き用の手植え山羊毛ブラシを購入【カナヤブラシ】

どうも!なっとらです。


靴磨きは基本的に3種類のブラシ(「馬毛」、「豚毛」、「山羊毛」)が使用されるのですが、
今回は仕上げ用に使用する山羊毛ブラシを購入いたしました。

靴磨きをするうえで山羊毛ブラシは必ず必要というアイテムではないのですが、あったほうが良いとされています。



馬毛ブラシは先日「江戸屋」で購入しました。

www.nat-tora.com

 
山羊毛ブラシを購入するにあたって、ブラシ屋さんはたくさんあるのでどこのメーカーにしようかなと悩んでいました。


山羊毛ブラシも馬毛ブラシ同様に江戸屋で購入しようと思っていたのですが、在庫なしの状態でなかなか買うことができませんでした。


そんな中調べていると、「カナヤブラシ」というメーカーを見つけました。

 

オンラインショップから購入することができ、在庫もあったので購入してみようと思いました。

 

カナヤブラシ(KanayaBrush)

大正3年4月(1914年)東京市浅草区聖天町51番地に「大内刷毛店」として大内茂治が創業しました。
主として塗装刷毛や江戸刷毛等の毛先を吟味した仕事が中心でしたが良質の毛を活かした手植ブラシも好評を得ていました。
大正12年9月の関東大震災で全焼しましたが直ちに製造を再開。
昭和20年3月10日の戦災で再び全焼、初代の郷里、京都丹後の金屋町に疎開しました。
戦後「大内刷毛店」を改め、お世話になった「金屋町」の名を頂き「金屋産業社」とし昭和57年「カナヤブラシ産業株式会社」と改称し現在に至ります。



1914年創業と100年以上の歴史があるブラシ専門の老舗です。


「材料の厳選」、「洗練された技術」、「手植え」という3つのこだわりを持っています。


オンラインショップで購入することができます。


 

手植え 靴ブラシ 山羊毛 仕上げ用

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今回私が購入したものになります。オンラインショップで購入しました。

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価格は6,800円(※5,400円以上で送料無料!)


山羊毛ブラシは靴磨きの仕上げや、鏡面磨き後に仕上げとして使用するブラシです。


上質な山羊の毛を使用したとても柔らかい毛質で、ブラッシングすることで皮革にツヤをもたらします。


良質な山羊毛ということでふわふわな毛質で適度にコシがあります。毛量も多く密度があります。洗練された技術による手植えのため、機械植えと比べて抜け毛が少ないのが良いです。



高級感のある青い箱に入っています。

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柄は天然木素材で滑らかな持ち手です。

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コロニルの山羊毛ブラシと比較

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毛量はあまり変わらないと思いますが、カナヤブラシのほうがコシがあり毛質が全然違います。


何度も言いますが、手植えは機械植えと比べて抜け毛が少ないので最高です。

使用感

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持ち手は小判型で持ちやすく、ブラッシングしやすいです。

毛質がとても柔らかく、適度なコシがあり、ブラッシングをするとツヤが出ます。


と言っても、まだ山羊毛が育っていないのでこれから山羊毛が育つにつれてさらに効果が増していくのが楽しみです。


山羊毛が育つというのは山羊毛ブラシの毛先に靴クリームやワックスの油分が付いていくうちに、山羊毛ブラッシングでの効果が増していくのです。


あとはやっぱり良いモノを使っているという満足感が靴磨きをする際のモチベーションアップになっています。


山羊毛ブラシでのブラッシングは特に必要ないとされている方も多いですが、仕上げに山羊毛ブラシを使用することで皮革の表面を均してツヤを出すことができるので1本良質な山羊毛ブラシを持ってみてはいかがでしょうか。


山羊毛ブラシは豚毛ブラシと違い色分けする必要がないとされているので、1本良いものを買って山羊毛が育つ楽しみを持つのもいいですね。