靴磨きBrogue(ブログ)

靴磨きとか革靴についてのお話

王様のような気分に!品川『サブリナシューシャイン』で靴磨き体験

どうも!なっとらです。

東京都内にはたくさんの靴磨き屋さんがあります。

有名どころでは有楽町の「千葉スペシャル」や、青山の「Brift H」などがありますが、他にも都内にはたくさんの靴磨き屋さんがあります。

今回は王様のような気分になれる!という「サブリナシューシャイン」というところで靴磨きをしてもらいに行きました。

  

サブリナシューシャイン

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まるで王様にでもなったような気分!



この立派なイスに座ってその場で靴磨きをしてもらうのが特徴的な靴磨き屋さんの「サブリナシューシャイン」


『サブリナシューシャイン』

【主なサービス】:靴磨き、修理、クリーニング
【店舗】:3店舗
品川プリンスホテルイーストタワー店」
住所:〒108-8611 東京都港区高輪4-10-30
営業時間:平日10時〜20時 土日祝10時〜19時

渋谷マークシティ店」
住所:〒150-0043
東京都渋谷区道玄坂1-12-3 渋谷マークシティ4F
ショッピング&レストランアベニュー
営業時間:平日11時〜21時(土日祝 定休)

「四谷工房」
住所:〒160-0008
東京都新宿区四谷三栄町3-13ライトビル1F
営業時間:11時〜20時(水曜日 定休)

修理は四谷工房のみとなっていています。

 また、9月13日より渋谷ストリームエクセルホテル東急の宿泊者対象でサービスを行うようです。

靴磨きを体験

品川プリンスホテルイーストタワー店にて靴磨きをお願いしました。


磨いてもらう靴はリーガルのガラスレザーのストレートチップ「315R BD」です。


このイス座ってみたかったんです(o^^o)
(王様とはほど遠いですが...)

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私がお邪魔した時は女性の職人お二人が在中していて、磨いてもらうのは若い女性の職人さんでした。


女性に靴を磨いてもらうのは初めてなので緊張しました。笑

コース内容・料金

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【シューケアコース】
内容:基本的なシューケア施術。(汚れ落とし→クリームでの栄養補給)
所要時間:10分程度
料金:1,200円(税別)

【エグゼクティブコース】
内容:上記シューケアコース+つま先に鏡面仕上げの施術
所要時間:20分程度
料金:1,800円(税別)

【サブリナスペシャルコース】
内容:エグゼクティブコースに加え、ライニングの除菌消臭。鏡面仕上げはカカトにも施すフルケアコース 
所要時間:お預かりのみ
料金:2,300円(税別)

※いずれもブーツ類は追加料金発生

靴磨きの工程(エグゼクティブコース)

鏡面仕上げもしてもらうエグゼクティブコースを選択しました。


1.まずはトランプをトップライン(履き口)に差し込みます
※靴を履いたままの施術のため、靴下を汚さないように

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2.馬毛ブラシで軽くブラッシング

3.ステインリムーバーでの汚れ落とし
 ステインリムーバーはけっこう多めに使い、ステッチやコバなどの細かいところも小さめのブラシと使用して丁寧に汚れ落とし

4.靴クリームの塗布
 ペネトレイトブラシを使用し、サフィールビーズワックスファインクリーム塗布

5.豚毛ブラシでブラッシング

6.布で乾拭き
 布の端と端をつまみ擦り磨き上げていく


〜ここまでがシューケアコース〜


7.ネル生地をミニスプレーボトルを使って軽く湿らす

8.サフィールワックスをネル生地を使ってつま先に円を描くように塗布していく
 固さの違うワックスを3つほど使用し効果的に鏡面仕上げへ

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9.8を数回繰り返し鏡面仕上げを完成させる

ビフォーアフター

 右足が靴磨き後です。

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つま先が鏡面仕上げでピカピカに!


エグゼクティブコースでは鏡面仕上げもあるので片足あたり10分〜15分です。なので両足を磨きあげると約30分の時間はかかります。


私の場合、お話したりしながらのんびりやっていただいてので、結果的に30分以上はかかりましたが、ご要望によっては時間も早めてくれるようです。

学んだ3つのこと

  1. 鏡面仕上げの下地は作らない

    鏡面仕上げはワックスで下地を作ってから、ワックスを塗り重ねていくという方法しか知りませんでした。

    今回の工程では、下地を作らずワックスを重ねていくという方法でした。

    下地を作らなくても鏡面仕上げはできるんですね。


  2. 鏡面仕上げに使う水分量

    鏡面仕上げをするためには基本的に「ワックス」、「ネル布」、「水」が必要です。

    靴磨き職人さんを見てると「水」を使う際に、『ハンドラップ』を利用しているのをよく見ます。

    Japan Hobby Tool カメラメンテナンスツール 微量液体抽出ビン JHT9592

    ハンドラップは使っていてカッコイイのですが、取り出す水の調整が難しいように感じます。

    今回の靴磨きにはこのような『ミニスプレーボトル』を利用していました。

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    霧吹きみたいな感じに“プシュッ”とわずかの水が布全体を湿らすので効率的だなと思い、100円ショップで購入して私も使っています。

    実際にハンドラップと比べて水分の調整がしやすので効率的に鏡面仕上げを進めることができています。


  3. ガラスレザーには顔料系靴クリーム

    ガラスレザーとは、顔料や樹脂などでコーティングされた革靴のことです。

    コーティングされているので、革への靴クリームが浸透しないため基本的には靴クリームは不要とされています。

    ただ、顔料系の靴クリームを塗ることで革の表面に色をのせて仕上がりがキレイになるということを知りました。

    靴クリームの栄養は浸透しないのですが、靴クリームの色はのるということです。
    ビフォーアフターの写真を見てもらうと色の濃薄が分かります。

    こちらのサフィールビーズワックスファインクリームは顔料系の靴クリームです。

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    ガラスレザーの革靴にはこちらの靴クリームがオススメ!

おわりに

王様のような気分で靴を磨いてもらい満足でした。

やはり靴磨きのやり方はたくさんあるんですね。特に鏡面仕上げは奥が深い。

サブリナシューシャインでの鏡面仕上げの技術は素晴らしいものでした。

みなさまもぜひ一度、王様のような気分になれる「サブリナシューシャイン」で靴を磨いてもらってみてはいかがでしょうか。